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脱毛で起こりうるトラブルとは?やけど・契約トラブルを防ぐために確認したいこと

監修・執筆:院長 太田 博之(TOKYO NEEDLE CLINIC)

医療・クリニックの話のコラム

「脱毛を始めたいのですが、やけどなどのトラブルが少し心配です」

診察をしていると、このような不安を聞くことがあります。

脱毛は身近な美容施術になりましたが、医療行為である以上、リスクがまったくないわけではありません。また、身体的なトラブルだけでなく、契約や解約に関する相談も公的機関に寄せられています。

結論からいうと、脱毛を受ける前には「効果」や「価格」だけではなく、リスク、トラブル時の対応、料金、解約条件まで確認してから決めることが大切です。

今回は、これから脱毛を始める方に知っておいていただきたい「脱毛トラブル」について説明します。

① 公的機関も「脱毛によるやけど」などを注意喚起しています

国民生活センターは2017年に「なくならない脱毛施術による危害」という注意喚起を公表しています。

2012年度以降の約5年間に、脱毛施術による危害について全国の消費生活センター等へ寄せられた相談は964件で、そのうちエステでの施術が680件、医療機関での施術が284件でした。

危害の内容としては、皮膚障害や熱傷(やけど)が多く報告されています。これは2017年公表時点のデータであり、現在の脱毛施術におけるトラブル発生率を示す数字ではありませんが、脱毛には皮膚トラブルが起こる可能性があることを理解するうえで参考になります。

医療レーザー脱毛は、レーザーのエネルギーを利用して毛をつくる組織に作用させます。そのため、適切に施術していても、赤みや痛み、毛嚢炎、熱傷、色素沈着などが生じる可能性があります。

ニードル脱毛(針脱毛)についても、毛穴に針を挿入して電気を流す施術であるため、痛み、赤み、腫れ、出血、かさぶた、色素沈着、毛嚢炎、熱傷などのリスクがあります。

大切なのは、「トラブルが起こる可能性がある=危険な施術」と単純に考えることではなく、どのようなリスクがあり、もし起きた場合にどう対応するのかまで理解して施術を受けることだと思います。

② なぜ脱毛ではトラブルが起こるのでしょうか

脱毛のトラブルには、大きく分けると「施術によるもの」と「契約によるもの」があります。

施術については、同じ脱毛でも毛の太さ、肌の色、日焼けの有無、施術部位などによって皮膚への反応が変わります。そのため、適切な診察や施術条件の設定、施術後の経過観察が重要になります。

もうひとつが契約の問題です。

脱毛は1回で終了するとは限らず、複数回にわたって通院することがあります。そのため、複数回のコースや一定期間の契約では、「途中で通えなくなった」「思っていた契約内容と違った」といった問題が生じる可能性があります。

実際、国民生活センターには医療脱毛について、契約期間の説明やクーリング・オフ、中途解約などに関する相談が寄せられています。

なお、医療脱毛など一定の美容医療サービスでは、提供期間が1か月を超え、支払総額が5万円を超えるなど所定の条件を満たす場合、特定商取引法上の特定継続的役務に該当し、クーリング・オフや中途解約の対象になることがあります。

③ 脱毛を受ける前に確認してほしいこと

私が患者さんにおすすめしたいのは、契約する前にいくつか質問してみることです。

  • 「どのような方法で脱毛するのか」
  • 「自分の場合、どんなリスクが考えられるのか」
  • 「やけどなどが起きた場合、誰が診察してくれるのか」
  • 「総額はいくらなのか」
  • 「何回・いつまで受けられる契約なのか」
  • 「途中でやめる場合はどうなるのか」

このあたりを確認して、納得してから施術を受けることが大切です。

消費者庁も美容施術を受ける際には、使用する機器、リスクや副作用、他の選択肢、費用・回数・解約条件などを理解できているか確認するよう注意喚起しています。

安さだけで決める必要もありませんし、反対に高額だから安全というわけでもありません。

「自分が何を受けるのか」「どのようなリスクがあるのか」「何かあったときにどう対応してもらえるのか」を理解して、自分で納得して選択することが重要です。

当院では

TOKYO NEEDLE CLINICでは、ニードル脱毛(針脱毛)を行う前に、施術方法だけでなく、起こりうるリスクや施術後の経過についても説明したうえで施術を行います。

脱毛は毛を減らすことだけが目的ではなく、患者さん自身が治療内容を理解し、納得して受けられることも大切だと考えています。

参考・出典

  • 独立行政法人 国民生活センター「なくならない脱毛施術による危害」(2017年5月11日公表)
  • 独立行政法人 国民生活センター「美容医療サービスはクーリング・オフできる?」
  • 消費者庁「特定継続的役務提供」
  • 消費者庁 美容施術を受ける際のチェックポイント

治療に関する注意事項

当院のニードル脱毛(針脱毛)は自由診療です。公的医療保険は適用されません。

治療費用については、当院の料金ページをご確認ください。

ニードル脱毛(針脱毛)では、施術に伴い痛み、赤み、腫れ、出血、かさぶた、色素沈着、毛嚢炎、熱傷などが生じる可能性があります。症状の程度や経過には個人差があります。

治療内容・回数・適応については、毛の状態や施術部位などを診察したうえでご案内します。

執筆・監修:院長 太田 博之(TOKYO NEEDLE CLINIC)

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