ニードル脱毛(針脱毛)とは?絶縁針脱毛の仕組みを医師が解説

「ニードル脱毛って、毛穴に針を刺すんですか?」
ニードル脱毛(針脱毛)について初めて説明するとき、よく聞かれる質問です。
「針」という言葉から、注射針を皮膚に刺すようなイメージを持つ方もいらっしゃいますが、実際の施術方法は少し異なります。
結論からいうと、ニードル脱毛(針脱毛)は、毛穴に沿って専用の針を挿入し、電気を流すことで毛をつくる組織に作用させる脱毛方法です。
今回は、ニードル脱毛とはどのような施術なのか、「絶縁針」とは何なのか、できるだけわかりやすく説明します。
① 毛穴に針を入れて、毛をつくる組織に作用させる
ニードル脱毛(針脱毛)では、まず施術する毛を確認し、その毛が生えている毛穴に沿って専用の細い針を挿入します。
ここで大切なのは、何もない皮膚に注射針のように刺していくわけではない、ということです。
毛が生えている毛穴には、毛に沿った通り道があります。その方向を確認しながら、専用の針を毛穴の中へ挿入していきます。
適切な位置まで針を挿入したら、そこに電気を流し、毛をつくる組織に作用させます。その後、処理した毛を取り除きます。
基本的には、
「毛を確認する → 毛穴に針を挿入する → 通電する → 毛を取り除く」
という流れを、1本ずつ繰り返していきます。

この「1本ずつ処理する」という点が、ニードル脱毛(針脱毛)を理解するうえで重要なポイントです。
② 「絶縁針」の絶縁とは?皮膚表面を守るための構造
ニードル脱毛(針脱毛)について調べていると、「絶縁針脱毛」という言葉を目にすることがあります。
では、この「絶縁」とは何なのでしょうか。
絶縁針は、針の一部が電気を通しにくいようにコーティングされており、先端部分から電気が流れるようにつくられています。
針を毛穴の中に挿入した際、皮膚表面に近い部分に電気の影響が及びにくくしながら、毛穴の中の目的とする部分に作用させるための構造です。
つまり、「絶縁」という言葉は、電気をまったく流さないという意味ではありません。
皮膚表面に接する部分などを絶縁し、必要な部分から電気を流すための構造と考えていただくとイメージしやすいと思います。
もちろん、絶縁針を使用すれば皮膚への影響が一切なくなるということではありません。施術後には赤みや腫れなどが生じることがあります。
そのため、毛の太さや毛穴の状態、施術する部位などを確認しながら処置を行うことが大切です。
③ 1本ずつ処理するからこそできること、時間がかかること
ニードル脱毛(針脱毛)の大きな特徴は、施術者が処理する毛を1本ずつ確認できることです。
毛の色を利用して処理する方法ではないため、黒い毛だけでなく、白髪などについても施術を検討できます。
また、「この毛を処理したい」という毛を確認しながら施術できるため、数本だけ残っている毛や、形を調整しながら脱毛したい場合にも用いられます。
一方、この「1本ずつ」という特徴は、施術に時間がかかる理由でもあります。
広い範囲に多数の毛がある場合、それをすべて1本ずつ処理するには相応の時間が必要です。
そのため、ニードル脱毛(針脱毛)を検討するときには、「できるかどうか」だけではなく、どの範囲を、どの程度まで処理したいのかを考えることが重要です。
たとえば、白髪だけを処理したい場合と、広い範囲の毛を処理したい場合では、必要となる施術時間や回数も変わってきます。
ニードル脱毛とは「特殊な脱毛方法だから何でもできる」というものではなく、1本ずつ処理するという特徴を理解したうえで、目的に合わせて選択する脱毛方法だと考えています。
当院では
TOKYO NEEDLE CLINICでは、施術前に毛の状態や本数、脱毛歴、希望する範囲などを確認したうえで、ニードル脱毛(針脱毛)の適応を判断しています。
白髪などレーザーが反応しにくい毛、数本だけ残った毛、細かく形を調整したい部位など、患者さんによってニードル脱毛(針脱毛)を希望される理由はさまざまです。
「どこまで脱毛したいのか」を確認しながら、必要な施術についてご説明します。
治療に関する注意事項
当院のニードル脱毛(針脱毛)は自由診療です。公的医療保険は適用されません。
治療費用については、当院の料金ページをご確認ください。
ニードル脱毛(針脱毛)では、施術に伴い痛み、赤み、腫れ、出血、かさぶた、色素沈着、毛嚢炎、熱傷などが生じる可能性があります。症状の程度や経過には個人差があります。
治療内容・回数・適応については、毛の状態や施術部位などを診察したうえでご案内します。